地蔵盆 ‐ 童子地蔵堂

鳥取の小さな駅前アーケードを抜けた、鳥取民藝美術館の隣にひっそりと八角堂が建っています。童子地蔵堂です。
f0157387_1643297.jpg


幼いころに受けた、中の独特な空気と暗闇に浮かぶステンドガラスからもれる光の印象を確かめたくなり、久しぶりにお参りに訪れました。


この地蔵堂内には、小さなお地蔵様が百体以上安置されています。
お地蔵様は、亡くなった子どもたちの墓標として造られたもの。
様々な理由でおまつりする人のなくなったお地蔵様を、ここではお護りしていています。
古いものになると江戸時代中期のものもあり、消失をおそれた吉田璋也氏が鳥取市内の十一のお寺からお連れしたお地蔵様たちです。


昭和34年8月23日に地蔵堂を開いた後、近隣で小火が出たのを契機に、木造のお堂をブロックを積み上げてつくった八角堂に建てかえました。ブロックというのも斬新な気もしますが、八角の隅にはめ込まれているのは、赤、青、黄の“ビニールの板”、つまり樹脂板なのです。それは教会のステンドグラスのように、この場所の空気を優しいものにしてくれています。


今日は少し失礼して、中の様子を撮影しました。
しばらくしないうちに、自転車のとまる音が後ろから聞こえました。


お参りの邪魔になってはと振り返ると、

「いいのよ、わたしはここ通るたび、こうして手合わせているだけだから」

と、女性は静かに手を合わせ、再びあっという間に消えてしまいました。


童子地蔵堂。
鳥取の街中でひっそりとお地蔵様をやさしくお護りしています。
近々、童子地蔵堂にてお地蔵様たちのお盆、地蔵盆が8月23日午後1時から行われます。お問合せは、鳥取民藝美術館まで。
f0157387_16451363.jpg


また、今年二月に放送された『完全版‐にっぽん 心の仏像 100選』が、8月25日、26日に再放送されるようです。この中で、後編26日の84番目の仏さまとして紹介される予定です。番組予定は変更されることも予想されますので、NHKの番組表をご参照下さい。


++++ 童子地蔵堂 地蔵盆のお問合せ先++++

地蔵盆 2008年8月23日土曜日午後1時より
普段は、鳥取民藝美術館の開館時間に合わせて入り口の扉が開かれ、
地蔵堂の内部を拝観することができます。

拝観時間 10:00~17:00 (水曜日は美術館の休館にあわせお休み。ただし祝日の場合は翌日が休み)


お問合せ先 たくみ工藝店
住所 鳥取県鳥取市栄町651
電話 0857-26-2367
営業時間 10:00~18:00
休業日 毎週水曜(祝日の場合は翌日)


アクセス 鳥取駅北口からのびるアーケード街をぬけたすぐ、右手の角に地蔵堂はあります。
北口から徒歩で5分くらいです。
その隣には、鳥取民藝美術館、たくみ工藝店、たくみ割烹があります。

f0157387_16441112.jpg

[PR]

by ak-shio | 2008-08-11 10:20 | 因州箋だより

<< デザイン物産展ニッポン‐Des... | しゃんしゃん祭り×市民納涼祭 >>