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来鳥手帖を手に入れる

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福田里香さんと束松陽子さんの共著、『来鳥手帖』を鳥取たくみ工藝店で見つけました。

「どうしてこんなところにあるの~」

書店で問い合わせても取り寄せ不可能、と言われ、すっかり諦めていたので、
早速買い求めました。嬉しい。

たくみさんでは、今回10冊ほどの『来鳥手帖』がやってきたということです。
前々からほしかった方は是非是非、お早めにお出かけ下さいね。


この本の表紙になっている印花布。
おそらく日本読みでは「いんかふ」と読むのでしょうが、
「いんほあぱん」と中国では読まれるそう。
中国の古い布です。


この布を日本に紹介したのは吉田璋也さんです。
当時は、第二次世界大戦の戦時下でした。

戦争の重たい時代の空気のなか、美しさとか人の暮らしとかいったことに視線を向けられた人はどれほどもいなかったと想像されます。それが軍の派遣先の外国ならばなおのこと。
日本に伝えられた印花布は、その一部が福田さんのご両親のもとにやってまいりました。

そして数十年後、新たな印花布のストーリが始まります。
この布を使ったトーとバックをつくろうと福田さんが「みつばちトート」の束松さんに声かけ、そのことから鳥取行きの旅が決まりました。
いわば、お里帰りのような旅ですね。


最初は島根も鳥取も一緒になっているほど遠かった鳥取とお二人は本に記されています。
でも、

「この道、何度か通ったけれど、こんなお店あったかな~」


『来鳥手帖』には、鳥取に住んでいる私たちが知らないようなお店まで載っています。
この手帖を手に取って鳥取に遊びい来た方も結構いるようです。
こうして、鳥取県内外に鳥取を愛してくれる人が増えてくれると、本当にありがたいことですね。



大因州のウェブサイト http://www.daiinshu.co.jp

by ak-shio | 2008-11-11 10:30 | 因州箋だより

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