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若菜摘 わかなつみ

新年最初のブログとなります。
このブログともども本年もよろしくお願い申し上げます。
今年もみなさんにとって健やかな一年でありますようお祈りしております。



さて昨日、近所のスーパーで七種(ななくさ)のひとつ芹を一束、買いました。


隣のコーナーには七種セットも売られており、パックの中に様々な形の
葉っぱや小さめの蕪や大根が詰められています。
若菜独特のミニチュア的な可愛らしさに一瞬手が伸びましたが、
結構ボリュームもあるので、今回は断念・・・


子供のころ、近所の田んぼに芹が生えいて、母に頼まれて摘みに行ったことを思い出しながら、そして明日の夕飯に七種粥を楽しみにしながら、スーパーをあとにしました。


そして今日、歳時記を開くと、

    厳密には、おなじみの歌にあるように、


      芹(せり)
      薺(なずな)
      五行(ごぎょう)
      繁縷(はこべら)
      仏の座(ほとけのざ)
      菘(すずな・蕪菜のこと)
      蘿蔔(すずしろ・大根のこと)


   という七種類の料(しろ)を七種と呼び、12種の若菜を入れる例もある


らしく、リッチなお粥だなとため息。さらに解説を読み進めると、


   六日の夜または七日の早暁に、

      「七種なずな唐土の鳥が日本の土地に渡らぬさきに七草なずな」

   というお囃子に合わせて、まな板の上で若菜を叩いておき、
   翌朝の朝粥に入れていただく。

と、ある。
時すでに遅し。
七種粥を夕飯にと考えていた私は、完全にアウトです。
これに似た含羞を表現した歌、


      「はづかしき 朝寝の薺 はやしけり      高橋淡路女」


という歌が、手元の説明の最後に紹介されていました。
うっかり寝過ごしてしまった正月早々の朝寝坊の恥ずかしさと、その結果に遅い薺打ちの音が近所に響き渡る恥ずかしさを歌ったものなのだそう。


この季節ならではの生活の趣を感じる歌ですね。


若菜摘 わかなつみ_f0157387_11103697.jpg少しタイミングは違ったものの、ともあれ今晩は芹の緑がお粥には映えること間違いなし。
正月で多少ふくらんだ胃袋を癒しましょう。




私の年末年始&ブログで一年のご挨拶!

by ak-shio | 2009-01-07 12:40 | 因州箋だより

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