山粧う
久しぶりに小山登りをしました。
山根の村が見えるこの場所まで、一気に駆け足で登ります。
氷雨の続くこのごろ。
本当はこんな冬晴れの日は滅多にないのです。
あの青い雲と山がぶつかるあたり、雲がなければ日本海を望めるのでしょうか?
目を凝らして、水平線をさがしました。
また、所々色づいた木々の葉が山に彩を添えています。
山を形容する表現に、漢詩からの引用で、
春 山笑う
夏 山滴る
秋 山粧う
冬 山眠る
という表現があるそうです。
さらに中国山脈にちかい山々は既に雪化粧。
そろそろこの辺りの山も眠りにつく支度を始めるようです。
山陰に入ると、ツンした空気が一気に体にしみこんできました。
そろそろ山は降ります。
それではまた。
山笑うの季節にこの場所を訪れましょう。
by ak-shio | 2007-12-18 14:30 | 因州箋だより