簀を編む人 -  小畑文子さん (その3)

いろは人訪記 簀を編む人は、12月28日から日を遡ってシリーズで表示しています。



 簀を編む

簀は、和紙を漉く際の手前側から編み始め、
最終的な大きさに近づいたら1寸ほど編み残し、
奥側の親骨(別称へり木)と繋げるよう編みます。
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(写真:編み始めは親骨がついていない状態のまま)

残りの寸法は、桁に収まるよう調整しながら籤の段を足し、
簀の高さが決まったら、手前の親骨と繋ぎ合わせます。
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(写真:時おり糸目の位置などが設計どおりか確認しながら)


水落のスピードが、簀の目の具合によって異なるため、
厚い紙用の簀には太い糸、半紙など薄い紙用の
簀は細い糸を使い分けます。

使う糸は、生糸もしくはナイロン糸ですが、
現在は流通の安定さと丈夫さからナイロン糸が
主に選ばれています。ただ、水にぬれると程よく
糸が締まり、簀の間が狭くなる性質を持つ
絹製の生糸にこだわる漉き手もいるようです。
ただ簀専用の特殊な番手の生糸の生産自体が滞っている
状態では、入手困難とのお話でした。
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by ak-shio | 2007-12-26 10:40 | いろは人訪記

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