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簀を編む人 -  小畑文子さん (その4)

いろは人訪記 簀を編む人は、12月28日から日を遡ってシリーズで表示しています。



 工房での一日

この日は小畑さん、織り機の前に静かに座ると、
修復するように簀の編み返しをしていました。
編み糸も長年使っていると痛み切れやすくなります。
また、水が浸入して小口の痛んだ籤は新しいものに交換します。
簀を編む人 -  小畑文子さん (その4)_f0157387_13334212.jpg


木製の編み機に錘が動かされ編み機にぶつかるたびリズムカルな、
コト、コト、コト、コト、と軽快な音が工房に響きます。
時おり音がとまると、竹籤を足したり編みの手順を
手直ししたりと、全体のバランスを見ながら、
意識は常に手元に集中しています。

小畑さんは、実家の事務所での仕事のほか
家庭の仕事もこなしながらなので、
専業的に根詰めて簀編みの仕事をすることは
現実として難しいのとのこと。
簀を編む人 -  小畑文子さん (その4)_f0157387_1336586.jpg


また長時間できる作業ではないので、
一日5、6センチ編むのが限度とのお話でした。
そのため数年待ちの注文もあるそうですが、
それでも数十年の節目で眺めれば、
外国製の安価な簀より経済的です。

そのことを使い手も知っているので、たとえ2,3年待ちでも
簀の注文は後を耐えないようです。
簀を編む人 -  小畑文子さん (その4)_f0157387_1334425.jpg






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by ak-shio | 2007-12-25 20:30 | いろは人訪記

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